「まーややんっ!」
「きゃあっ!」
背後からこっそり近づいて、するっと腰に手をまわして、その手を上へ。
ふに、と気持ちいい感触がして、うんうんやっぱりこうじゃないと、と一人納得。
「……またちょっぴり大きくなった。いいわねー成長期は」
「~っ!!!!」
「っていうか?やることヤってんのねーうふふっ」
「ちょ…ちょっとベルちゃん!」
こそり、と耳元で囁くと一気に顔を赤くして。
あぁもうなんて可愛いのこの子。
このまま私の手元に置いておきたいくらいね。うん。
手元に置いたら何しようかしら、あぁほんと、一度でいいから啼かせたい。
少しだけ手つきを変えると、ひゃう、とか言っちゃって。あぁほんと可愛い。
……可愛いから、そうね、悪戯したくなるの。
「ねーぇマヤやん」
「な、なぁにベルちゃ…ぁ…っ」
「――これから私が何しても、ずーっと、友達でいてくれる?」
「…ベル、ちゃん?」
彼女の真っ赤なマフラーに顔を埋めて、後ろからきゅ、っと抱きしめて。
手はするすると、右手は上へ、左手は下へ。
私の血色がない青白い肌とは違って、雪のように真っ白で、だけど血が通っている綺麗な脚に手を這わせて。
戸惑ってる顔がちらちらと見え隠れ。
そんな純な反応されたら、ほらね、もっと困らせたくなるじゃない。
「ね、答えは?」
「……ベルちゃんは、ずっと私の友達、だよ?」
軽くこちらを向いて、にこっと微笑んで、そう言うものだからね。
「ほんと、優しいのね…ありがとう」
大好き。
心でそんなことを呟いて、脚に這わせていた手をするりとスカートの中へ入れて、上にシフトした右手は軽く胸を触りつつ。
甘美な声に包まれながら、だけど軽い罪悪感に苛まれ、私はそっと、言い放つ。
「――ごめんね」
許して、許してね?
こんな形でしか、愛情表現できない私を。
だって、欲しいと思ったら、この手から離したくないんだもの。
いつもは他の誰かのものかもしれないけれど、今だけは私のもの。
可愛く啼いてくれるこの声も、触れたところにきっちり反応してくれるその身体も、全部全部私のもの。
そして、今だけは私のことだけを考えてくれてるって、信じてる。
思考まで私だけで満たされればいいのに。
そんなことは叶わないってことくらいわかってるわ。
だってほら、潤んだ瞳はあなたの愛しの王子様に助けを求めてるから――。
うぇい\(^o^)/
書いてて楽しかったのは言うまでもない、です。
えーっと、ベルちゃんがマヤやんを食ったのは表には載せられないけれど事実でs←
だ、大丈夫!はじめてのキスは取ってないし、喪失してませんし←
何で友達やってるのかって、マヤやんが優しいからです。
どうやら自分は受けの側が何も言えないようなのが好きらしい。
そっか、この病み具合誰かに似てると思ったら某ド変態でやってもいけるわ。
つかむしろド変態でやった方がある意味健全だよな…えろさは増すと思うけれど。
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